cakes(ケイクス)炎上とホームレスのコンテンツ化

評論

こんにちは、コムニスの湊です。

note社が運営する、cakes(ケイクス)というポータルサイトがあります。

コラムやエッセイ、写真などユーザーが自由に投稿できるもので、放送作家の鈴木おさむさんやメンタリストDaiGoさんなどもクリエイターとして投稿しています。

今回、cakesクリエイターコンテスト2020で受賞した、ばぃちぃさん夫婦の「ホームレスを3年間取材し続けたら、意外な一面にびっくりした」という記事が大炎上しています。

この記事は、ご覧いただけると分かる通り、内容としては、ホームレスを三年間取材した結果、意外な文化レベルの高さやホームレスの生活のクオリティの高さに驚くという内容で描かれています。

皆さんは、この記事に関してどういう感情を抱きましたか?

怒り、共感、驚き、いろいろあるかと思います。

ちなみに、炎上の内容は、「ホームレスのコンテンツ化」にみなさん苛立って燃えているようです。

おもしろおかしく記事にしている、ホームレスを人間扱いしていない、ホームレスは民族じゃないんだぞ、ホームレスを見せ物として楽しんでいる、暴力的、企業がこの作品に賞を与えたことが酷い・・・などなど。

私が驚いているのは、他にもホームレスを題材にしたコンテンツはたくさんあって、今回はそれらのコンテンツとは桁違いに炎上している、という点です。

しかも、cakesという知る人ぞ知る、そんなに誰もが知っているわけでもないポータルサイトに、ここまで様々な方が黙っていられない状況に陥るのは不思議です。

例えば、過去にはこんなホームレスのコンテンツがありました。

Netflixの「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」という番組で、ホームレスのお宅に訪問し、寝床をつくるポイントや外敵から身を守る方法などを学ぶ放送がありました。

また、Amazonプライムのカリギュラでも、「ホームレスインテリクイズ王」という回をやっていて、ホームレスかき集めて、早押しとかパネルとか使って、クイズ番組をしていました。

他にも、YouTuberラファエルが、「ホームレスに100万円渡して1日モニタリングしてみた結果」という動画を投稿しています。YouTubeで、「ホームレス」と検索すると、たくさん動画が出てきて、「路上生活者にヘアカットしてみた」とか「ホームレスに話聞いてみた」とか、いろんなことをしてる人がたくさんいます。

驚くべきことに、これらの「ホームレスコンテンツ化」は、どれも炎上していません。

今回炎上したばぃちぃ夫婦よりも、ラファエルの「100万円渡してみた」の方が見方によっては、乱暴に扱っているようにも見えるのに、みんなはラファエルに「おもしろおかしくコンテンツにするな」とは叫ばないのです。

ラファエルが、ガタイが良くて、口が悪くて、金持ちで、なんとなく逆らえないからでしょうか?

喧嘩を売れない相手で、ばぃちぃ夫婦はラファエルに比べたら叩きやすいから、叩くのでしょうか?

それとも、cakesというメディアとYouTubeのメディアの違いでしょうか?

私は今回の炎上記事を見て、不愉快にはならなかったので、なぜ今回だけこんなにも盛り上がったのか、どの部分がみんなの感情をかき立てたのか、原因は分かりませんが、今の時代に何かを発信することの実態を肌身で感じられた出来事でした。

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