蔭山ゼミとは、
言葉は、基本的には経験と知識に頼るしかありません。普通の経験と、一般常識だけしか武器を持たない人には、社会で広く通用する言葉を生み出すことは難しいかもしれません。
では、優れた言葉を生み出すためにはどうすればいいのでしょうか?
その最も単純で、最も効果が高いのが、
しかし、普通に読書をしていても、普通の本好きになるだけです。一人では読みこなせないような読解の難しい本を自分の血肉にすることで、初めて人とは違う、
そこで、蔭山ゼミでは、1冊の本を
参加し続けることで、世の中に溢れる情報について深く洞察する力が付き、普通の人とは一味違ったコメントができるようになるはずです。
また、行動も大きく変わるはずです。
ぜひ蔭山ゼミで、一緒に学んでいきましょう。
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蔭山 洋介
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大抵は専門知識が必要な難しい本が課題に上がります。
課題図書なので、もちろん通読してから参加した方がいいのですが、参加者の大半は読むのが大変なのと、もう面倒なので、少しだけ読んできたり、興味のあるところだけ読んできたりして、蔭山の解説を当てにして参加します。
ですので、本が難しくて読めなくても、議論を聞いているうちにわかってきますし、
よく、
ディスカッションは、本の内容に即して議論を進めていきます。
そして、書かれている内容について蔭山が解説したり、みんなで思いついたことを話したりしています。
誰かを批判するような空気ではなく、
ゼミ終了後は、懇親会を開催しています。
一部メンバーからは、
お酒を交えながら、アカデミックな内容だけでなく、
夢が叶うかどうか、社会をリードできるかどうかは、
代表例として、世界4大プラットフォーム
※
G Google ラリー・ペイジ
A Amazon ジェフ・ベゾス
F Facebook マーク・ザッカーバーグ
A Apple スティーブ・ジョブス
は、いずれも強力なビジョンを持ったプラットフォーマーでした。
プラットフォームとは、
世界を席巻した4人の共通点は、
情報はすべて検索できるべき
買い物はすべてネットでできるべき
ネットでも強力なコミュニティが作られるべき
パソコンはもっと人間に寄り添うべき
今となってはすべて当たり前に実現されていることですが、これらのビジョンはGAFAが考え実現しました。
そしてまた、これらを実現したのはすべてアメリカの企業です。
アメリカの企業は、なぜこれほど強力でシンプルなビジョンを考え出し、実現することができるのでしょうか?
ここに、アカデミックのメスで切り込むのが蔭山ゼミです。
そんなことを言い出したら、何を言っているんだとびっくりされるかもしれません。
しかし、このような議論は100年近く繰り返し議論され、現在ではもはや定説になりつつあります。マックス・ウェーバーの
ほんの少しだけ、GAFAとキリスト教について解説してみます。
中世ヨーロッパでは、カトリックが大きな勢力を持っていました。しかし、16世紀にはカトリックは堕落し、免罪符を発行して「お布施すると死後の世界でとっても幸せになれるよ!」みたいな商売をしていて、すこぶる評判が悪かったのです。
そこで、マルティン・ルターとジャン・カルヴァンらが、カトリックからプロテスタントが分離するという、宗教改革を行います。ここで重要なキーワードとなるのが、「神」と「民」です。
カトリックは、「教会」が「神」と「民」を仲介しています。
一方で、プロテスタントは「神」と「民」が直接つながっています。
この違いが何を生み出すのかと言うと、
カトリックでは、「神」に近い順番で階級社会ができます。一方で、プロテスタントでは、「神」と「民」以外は存在しないので、平等な社会を目指すことになります。それが民主主義です。
民主主義は、権力よりも、〈わたし〉という存在を大切にします。
〈わたし〉は奴隷ではありません。
Apple以前のパソコンは、非常に使い難く、利用者はテクノロジーの奴隷のようでした。そこで、友達のようなパソコンがつくれないか、そう発想し、見やすく楽しいフォントを搭載したMacが誕生したのです。Google、Amazon、Facebookすべて、同じように、〈わたし〉のための存在です。
でも、ちょっと待って。中国のアリババとかテンセントとかもすごくね?
と思われるかもしれません。
そのとおりです。
ここにも理屈があって、中国の儒教が・・・!!
みたいに、議論が無限に連鎖していきます。
いずれにしろ、
当然、ビジネスには役立ちますし、あらゆる社会活動に利用することができます。
社会学や心理学、経営学を中心に、人文科学から社会科学、自然科学まで幅広く取り扱っています。
リーダー論や日本人論・日本文化論が特に多く、社会の構造やシステムを捉える勉強をしています。
・なぜ、世界は統合失調症のように破綻するのか?ドゥルーズ+ガタリ
・創造的であるために狂気は必要か
・水戸学と明治維新、そして現代へ
・儒教、中国経済成長を支える原理
・脳科学の限界と可能性
・令和は近代を超克できるのか
・教育思想史ーギリシャ・レトリックからハーバーマスまでー
・日本の自死ー移民は日本を滅ぼすか?
・・・などなど、まもなく開催回が、100回を超えます。
スピーチをしたことがある人はなんとなく感じているかもしれませんが、
なぜなら、スピーチをする際に整理されていない考えは浮ついた言葉として表れ、いとも簡単に聞き手に勘付かれてしまうからです。
そしてビジョンがない人が言えるのは、「要するに、とりあえず頑張れ。」ということだけです。それだけスピーチは、その人の人生や考え方、経験や価値観を浮き彫りにします。
ですから、話し方のテクニックも大切ですが、
どんなに論理的に話せて人当たりが良くても、なんか信じられないんだよなぁって人と、少しつたない話し方だけど、なんか伝わってくるなぁっていう人がいます。
その違いは、
ビジョンを持つとは、社会に必要なことがわかる、ということです。そして、それを実現したいと思う、ということです。
そのためには、
また、スピーチライターの立場から見ても
強力なビジョンを持つこと、すでに持っているビジョンの解像度を上げることで、
それがリーダーの言葉や、社会に影響を与える言葉、あなたが描く世界観を実現するための言葉になります。
ぜひ蔭山ゼミで一緒に学び、言葉の力を高めていきましょう。
これまでに1000名以上のみなさまが受講してくださいました。学生からVIPの皆様まで、様々な方がいらっしゃいます。
蔭山ゼミは、生き方を変えるリベラルアーツを学べる場所
スポーツ施設マネージャー 秋葉 章吾
初めて参加したゼミで衝撃を受けた事をよく覚えています。
テーマの本は「お金2.0」特に難しくないサラッと読めるビジネス本でした。
ですが、いざ始まると何を話しているのか全くわからないのです。
「お金の捉え方をアップデートしましょうね~という話の中になぜ哲学の話が出てくるのか。」
「3大宗教の話をしてるけど、そんな言葉は一言も本の中に出てこなかったじゃないか。」
結果、私は5時間の間、自己紹介と最後の感想だけしか全体に発言できませんでした。
私にとって蔭山ゼミは、
1冊の本が、様々な分野を横断する議論や対話を通して10冊分の学びに変わります。
継続して参加していくうちに、
当時は日本で小学校の教員をしていましたが、視野が広がり、自分にとってより意味のある仕事がしたいと今では海外で仕事をしています。
物事を俯瞰する力が高まったおかげで、所属するコミュニティの構造を考えたり、周りの人たちの言動の元になる思想に意識を向けたりすることができるようになりました。それに伴い、自分の言動もメタ認知する機会が増えたことが理由だと思います。
自ら人生を豊かにしていく力が身に付き、共に学ぶ仲間もできる素晴らしいゼミです。
複雑化していく現代社会の荒波を自分の舟で乗り切るために
大学教授 羽畑 祐吾
元々は大手で20年以上も創薬の基礎研究(とそのマネジメント)しかしてこなかったものですから、50を過ぎてから転職をしたボクに研究する環境以外でできることはホントに何もありませんでした。
そこで、新しいことを学ばなければと考えていた頃、大学の同級生の「蔭山ゼミでスゴイ気付きを得た」FB投稿を目にしたんです。すぐに「これだ!」って、速攻で申し込みました。
蔭山ゼミの課題図書は、ボクの専門分野の科学ではなくて社会学や宗教などが多いです。なので理系の私にとって、とっつきにくく難解な内容に多々遭遇します。
本を読むことは好きなんですが、「チョットここ、何言ってんのか分からないよ!」ってことがあり過ぎます。
でも、
難解な文章の向こう側にある解(アンサー or キー)を一つでも見つけてやろうって、なんとか課題図書と格闘する時間は捻出するようにしています。だって、ゼミの議論に、最初からどっぷりと漬かりたいじゃぁないですか!
初参加の懇親会で、蔭山さんが「サイエンスと違ってこういうディスカッションも面白いでしょ!」とニッとした顔で話かけてくれました。
新たな出会いに刺激をもらうことができ、語らいに新たな発見があります。「蔭山ゼミ」に参加して、サラリーマンのマインドセットを180°変えられ、新しい考え方を手に入れられたんじゃないかなぁ。
無知で何者でもない自分を受け入れて初めて得られる学び
IT企業コンサルタント 影山 千花
私は原田マハさんの『本日はお日柄もよく』に感化され、「スピーチライター」で検索したことがきっかけで、蔭山ゼミを知りました。
しかし、サイトに書かれているのは、読んだことのない課題図書の数々。こんなところに行ったら、自分の無知が参加者の前で暴かれ、叱責される…という不安が拭えず、実際に申し込むまで1年かかりました。
哲学や宗教、そしてアートなどの
更に加えると、蔭山ゼミは講義とあわせて議論の時間があり、自分の考えを述べなければいけません。これによって、ただ講義を聴くよりも、圧倒的に理解が深まることを身をもって知りました。
蔭山ゼミに通ったことで、
私にとっての蔭山ゼミは、
オバマ、ブッシュ、安倍晋三など、世界を動かす大物の演説を支える「スピーチライター」。日本でも彼らの活動の場は広まりつつある。国際会議出席者や上場企業経営者をサポートしている著者が、その内実を明かす。 2015年1月刊行。角川oneテーマ21。