ヒストリーオブミセスコンテスト
近年、続々とミセスコンテストが増加中です。
「ミセス日本グランプリ」「国民的美魔女コンテスト」「ミセスジャパン」「ミセスインターナショナル」「ミセスグローバルアース」「ミセスなでしこ」「ミセスユニバースジャパン」etc…。
これらに「ジャパンウィメンズコレクション」のように、既婚未婚を問わないコンテストを加えていくと、ミセスが応募できるコンテストは山のようにあります。
日本国内で開催されているミセスコンテストで、最も古く老舗どころの「ミセス日本グランプリ」は2023年現在、第16回を数えます。
それに続く「国民的美魔女コンテスト」が第12回、「ミセスジャパン」が第6回、「ミセスインターナショナル」が第5回…。
今年第2回とか、今年初開催というコンテストもあり、そして今なお増えているのが現状です。
ファイナリストも増殖中
そんな中、コンテストのファイナリストという肩書が、陳腐化している現状も否めません。
全国に「ミセス日本グランプリ」と「国民的美魔女コンテスト」に、あと1つか2つくらいしかミセスコンテストがなかった4,5年前は、ファイナリストになるのは大変でした。
ミセス日本グランプリでは、書類審査で1000名ほどから200名ほどに絞られ、東日本100名程と西日本100名程でそれぞれセミファイナルが行われた上で、その中から30~40名ほどに絞られた人たちがファイナリストの称号を与えられます。
毎年10月に行われる本選大会への切符を手に入れて、その中からグランプリが選出されるという難関です。
国民的美魔女コンテストも、ファイナリストについては同様で、ミセス日本グランプリは年代別にグランプリが選出されますが、国民的美魔女コンテストのグランプリは年代関係なく、たった1人の超難関です。
これらの場合、グランプリはおろかファイナリストになることさえ、かなりのハードルの高さがあるからこそ、それはステータスになっていたのです。
しかし、近年のミセスコンテストは、地方大会がいろんなところで行われていて、出場するだけでファイナリストになれてしまうので、その数は増殖中。
ファイナリストという言葉の価値が下がってしまっているのが現状です。
インスタを開くと、ファイナリストが溢れてしまっているのも無理がありません。
ミセスコンテストが増加する理由
ではなぜこんなに短い期間に、ミセスコンテストが増えてきているのでしょうか。
それは、はっきり言ってしまうと単純にお金になるからです。
エントリー代、説明会参加費、ビューティーキャンプ代、レクチャー代、他にも規定シューズ購入代金がかかるところもあります。
一人ずつからまとまったお金が動き、販促や宣伝のために協賛するスポンサー企業から協賛金が入ります。
収支トントンでボランティアという考えのところもありますが、得てして、利益を生む事業のひとつになっているものです。
ただ、需要と供給のバランスが取れなければ、コンテスト事業がこんなに伸びるわけがありません。
重要なのは、このコンテスト側の供給に対して、しっかりとした需要があるということです。
では、その需要とは・・・。
普通の主婦たちがドレスを纏い、スポットライトを浴びるという特別な体験のために自分磨きをする。
キレイになるために、様々な美容知識を得て、スピーチやウォーキング、メイクを習い、エステに行き、自分自身を見つめなおす…。
主婦にとって、こんなことができる機会が、ミセスコンテストの他にあるでしょうか。
ビューティキャンプやレクチャーを通して、多くの学びや仲間を得て、今までとは違う自分を見つけたい、そんな願望を丸ごと叶えてくれるミセスコンテストは、多くの女性から支持されるものになっているのです。
激戦区は40代から50代へ移行中
そして注目されるのが、ミセスコンテストへの出願率の高い年代が移行しているということです。
ミセスコンテストが出現した10年前ごろは、確実に40代が主流でした。
“40代なのにこんなにキレイ“というのは、かなりウリになっていた頃です。
ところが、女性の貪欲さは美意識を高め、時代の流れとともに、「40代がキレイなんて当たり前、だって若いんだから」という感覚にさえなってきたのです。
街には、小綺麗にした50代が溢れ、年代の境目がありません。
40代が30代に、50代が40代に見える女性がワンサカ現れ、今までこれほどまでに、女性の年齢がわかりにくい時代があったでしょうか。
ミセスコンテストは40代が最難関だといわれていたのは、ひと昔前のこと。
今や、その主役の座は、はっきりと50代へと移行しています。
その一番の原因は、バブル時代。
バブル世代といわれる女性たちが、50代になった4,5年前から、あきらかにこの年代の出願率は増え続けているのです。
1960年代生まれの女性たち
そんな50代と言えば、キラキラのバブル世代。
10年間をひと時代に括るのは、多少の苦しさはあり、バブル前夜からバブル真っ只中、バブル終息と流れはありますが、
1960年代生まれの女性たちは、人生で最も若くて美しい20代だったころ、確実にバブル経済の恩恵を受けていた人たちです。
バブル時代に青春を過ごした50代の女性たちは、ディスコにスキー、 テニスに合コンとアクティプな毎日に、
右肩上がりの日本経済と、あらゆる面で世界中から注目されていたキラッキラの日本を知っています。
従来の50歳以上とは全く異なる、新種の「50歳以上2.0」。
女性雑誌でさえ、バブル世代をターゲットにして、彼女たちが30代になった時「VERY」を、
40代になった時「STORY」を創刊してヒットを飛ばしています。
なにかにつけて貪欲で、 購買意欲も高く、どこか世の中のセンター感を引きずっているずうずうしさを併せ持つ50代。
歳を取ったからといって、 若いころの感覚や習性が消えていくことはなく、日本がとびきり元気だった時代に培った遊びゴコロや好奇心は、従来の50代とは比べものにならない旺盛さなのです。
ミセスコンテストへの挑戦を自分磨きのきっかけに
ミセスコンテストが瞬く間に増えて、70歳代部門ができてもおかしくないくらい挑む年代にも変化が見られる昨今、
ミセスコンテストに出願することは、決して特別な人たちだけのものではなくなっています。
ミセスコンテストを目標にして、外見はもちろん内面の充実させ、なかなか出会えないような人たちの交流で、躊躇せずに、今までの自分をアップデートしていくことができるようになりました。
そう、私なんてと尻込みする必要はないのです。
周りにどう思われるかを気にすることもありません。
ミセスコンテストに挑戦すること、それは決して特別なことではなく、結婚をしたことがある、もしくは出産をしたことがある女性なら誰にでもチャレンジすることができるものなのです。
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