ミセス日本グランプリで学んだこと

コンテストいろいろ

ノブレス・オブリージュって?

フランス語で、直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」の意。

ヨーロッパ社会で、貴族など高い身分の者には相応の責任や義務があるという考え方を示していて、

一般的に財産や権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指します。

ノブレス・オブリージュ(Noblesse Obliger)は、欧米でも一般的に知られる道徳観で、

法的責任はなくても、そのような精神にのっとって行動を起こさない富裕層は、社会的な批判にさらされたり、

人格を疑われるようなことまで起こり得るのです。

そんなことからも、諸外国では、チャリティパーティや慈善イベントが頻繁に行われています。

日本では、まだまだ一般的に浸透していない精神ですが、

少しでも余裕のある者が、他者に分配して社会に貢献するというノブレス・オブリージュの概念を実践することで、

社会が良い方向に向かうことはもちろん、その人自身の意識の高まりや、社会的価値の向上にもつながっていくものです。

富裕層でなくても、各人が持っている能力を社会のために使い、

困難な状況にある人を当たり前に支援するような行動を起こすことが、

こんな時代だからこそ求められているのです。

社会貢献というにはおこがましくても、誰もがそんな想いを持てたら、なんて素敵なことでしょう。

一人では難しくても、みんなと一緒なら

ミセス日本グランプリでは、毎年、30代から60代の年齢層40名ほどがファイナリストに選出され、

そのまま「ミセス日本の会」というボランティア団体に所属することになります。

一人では、想いがあってもなかなか実行に移せないボランティアも、

みんなで一緒に行えば、楽しく、和やかな雰囲気でできるのではないか、という発想から生まれている団体です。

清掃活動や動物愛護などの地道なものから

諸経費を引いた利益のすべてを寄付にまわすチャリティパーティの開催など華やかなものまで、

志のある者たちの団体だからこそできることを、実直に積み上げています。

「ミセス日本の会」でゴミ拾い活動をしている様子

他のミスコンテストやミセスコンテストでも、ボランティア活動は活発に行われています。
ミスユニバースの世界大会で優勝した森理世さんは、ミスユニバースの仕事の8割はチャリティ活動だったと語っていました。

タイトルをいただいたからこそできること。

たった一人の女性としてでは、なかなかできないこと。

ミセスコンテストに挑戦したからこそ、取り組めた最も大切にしたいことのひとつです。

ピンクリボン運動への参加

毎年10月は、ピンクリボン運動月間です。

乳がんの発症は、11人に1人(※国立がん研究センターがん対策情報センター2012年データより)。

ピンクリボンとは、乳がんの正しい知識を広め、

乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的とする、世界規模の啓発キャンペーンです。

ピンクリボンのはじまりは、アメリカの乳がんで亡くなった患者の家族が

「こんな悲しい出来事が繰り返されないように」と願いを込めたリボンだといいます。

ミセス日本の会に所属して4回のピンクリボン月間を迎え、

想いを持って、4回ともボランティアに参加させていただきました。

悔しかっただろうな、辛かっただろうな…。

とても寂しいけれど過去形の記述になってしまうような、想いを馳せる友が私にもいます。

続けていきたい東三河こども支援活動

ミセス日本の会で一緒だった吉村恵子さんが発起人となって5年近く続いている

東三河の養護施設へのチャリティ活動

東三河こども支援活動
Small feelings change the future!

毎年年末には、有志の方々から、1口5000円でまとまった寄付金が集まります。

2020年のクリスマスには80万円近い寄付金が集まり、

東三河6カ所の養護施設へそれぞれ10万円以上の寄付金と、

クリスマスプレゼントのお菓子を届けることができました。

ビフォーコロナの時には、

ミセス日本の会東海支部で、2回続けてチャリティパーティの寄付先を東三河こども支援活動にしたり、

豊橋市で開催されたダンディクラブのクリスマスパーティでも、募金箱でチャリティを集めさせていただいて、

その都度施設にお届けしました。

みんなで使う卓球台や、足りない自転車の補充、子どもたちの成長を記録するためのカメラなど、

税金で最低限の生活は保障されているとはいえ、

プラスアルファの足りないものや、余暇に使うものなどを購入され、必ず報告をくださいます。

これらのパーティの冒頭では、親の虐待と貧困による入所が増加しているなどの現状をスピーチしました。

現在、子どもたちへの虐待は、コロナ禍でさらに拍車がかかっていると聞きます。

また、彼らは18歳になると、規定で、施設を出て一人暮らしを始めなければなりません。

退所したばかりで、すぐ妊娠をしてしまい、

今度は子どもを施設に預ける側になるという、悲しいスパイラルのお話も、

施設スタッフの方からお聞きしました。

コロナ禍では難しいですが、

日本でももっと、参加している人が楽しみながらチャリティに協力できる機会が増えると良いな、と思います。

楽しいパーティが終わったあと、

この集まりはちゃんとしたチャリティで、これだけの金額が集まり、

こういう寄付をしますという報告をすることで、

参加した方たちの想いも盛り上がり、現状を知ってもらういい機会にもなります。

ボランティアは、ボランティアされる側の目線に立って活動しなければならない、と言います。

不用品を寄付すれば、みじめな想いをさせてしまいます。ほどこしではないのです。

とても難しいことですが、このことを常に念頭に置きながら、

ほんの少しでも余裕のある人が、困難な状況にある人を当たり前に支援するような社会に、

これから先、進んでいくことを願います。

そして、まったく知識のなかった私が、ノブレス・オブリージュの精神を意識し、

このようなボランティアを継続していこうという想いを持てるようになったのは、

ミセス日本グランプリのおかげで、このミセスコンテストに大変感謝をしています。

そして、先ほど私のドレスの写真を載せました。私、実はファッションが大好きなんです。

ミセスコンテストのおかげでこんなにもドレスを着るチャンスができて、すごくファッションを楽しめています。

そんな私のファッション観についてのお話を、次のブログで紹介しますね。

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