スピーチライターの蔭山洋介です。
みなさん、自分の声は好きですか?
録音した自分の声を聞いて、
いい声だなあ!
マジ美声だわぁ!
だれ?この男前!?
とは、なかなか思わないんじゃないかと思います。
自分の声が嫌いなのは、骨伝導が理由
![自分の声が嫌いなのは、骨伝導が理由](https://www.communis.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/people-2572971_1920-400x225.jpg)
自分の声は、あんまり好きじゃない人が多いんですが、
その理由をネットで検索すると 骨伝導という単語で説明されがちです。
骨伝導とは、 その言葉の通りで、 声が骨を伝わって聞こえることです。
私たちは、他人の声を聴く時、
主に空気の振動を鼓膜が捉えて聞いているんですが、
自分の声を聞くときは、 頭蓋骨が直接音を拾うので、
自分の声だけ他の人とは違う、 響きの豊かな声に聞こえているんです。
だから、録音した声を聞くと骨伝導が弱くなるので、
あれ?しょぼいぞ? なんだこの声は?
みたいになります。
脳内補正説が本当の原因
![](https://www.communis.jp/blog/wp-content/uploads/2019/07/export-2-400x225.jpg)
ただ、これが一般的な説ではありますが、
ぼくは脳内補正説というのを長年唱え続けています。
ダンスを踊っている自分を撮影したことはありますか?
カラオケでもいいです。
あとは、ゴルフとかスポーツでも。
動きがしょぼくてびっくりしたことありませんか?
どうも私たちは、
自分自身については観察する力が弱く、
しょぼい自分を補正して、イケてる自分にしちゃう傾向があるようです。
スピーチもするまでは拍手喝采をもらえるイメージがあっても、
実際にやってみたらみんな険しい顔だったり、寝てたりする。
これも脳内補正がいたずらをしている結果だと思うんです。
ですから、
実際に自分の声を好きになったり、
自分のスピーチを好きになったりするためには、
まずは、自分の補正を外さないと、
いつまでたってもいい声、良いスピーチができないことになります。
補正を外すのはチョー簡単です。
声の場合は録音する。
スピーチの場合は撮影するんです。
それだけです。
そういう記録は、脳内補正できませんから、
現実がそこに浮かび上がります。
そして、とてもつらい気持ちになります。。。
でも、最初はそれでいいんです。
現実をまず見て、
そこから少しずつ上達していけば、
声も好きになるし、 スピーチも好きになるはずです。
あのスピーチの天才小泉進次郎も
最初自分のスピーチを聞いた時、
下手過ぎて衝撃を受けたと言っています。
でも、そこから反省して、毎回チェックして 訓練し続けて、
今のスピーチにたどり着いたんですって!
みなさんも、声を録音したりスピーチを撮影したりしてみてくださいね!
フィードバックこそが、脳内補正を取り払って、
成長していくための唯一の道ですよ!
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