スピーチライターは、辛い時にどうやって行動しているか

スピーチ上達法

今日は、蔭山洋介が、辛い時にどうやって行動しているのかを話したいと思います。

僕が、人生において一番つらかった時期が、大学院を修了した創業期なんです。
学生上がりで会社を起業しました。しかも、売るサービスは企業研修です。

今思えば、そんなもの絶対やらないですよね。

今から考えたら絶対やらないことを、一生懸命企業行脚して、売って歩きました。この時に辛かった事が3つあって、その内の1つ目は、客先で要らないって言われる事でした。

これは僕にとっては、とてもとても重たく響きまして。

いや、いらないでしょう。今思っても、あんないい加減なものを、よく売りに行ったなと思います。学生上がりで演劇のノウハウがあるから、演劇部みたいなノリで研修しましょうみたいな商品売ったんです。

たまに義理で買ってくれるんですけど、基本的にはどこへいってもうちは買わないねとか、いらないねとかあしらわれる。

向こうからしてみれば、迷惑なんですよね、いらないものを売ってますから。で、僕も別に食い下がるようなタイプでもないので、まあ日々傷ついているんですけど。

その傷つき方っていうのもまた、学生あるあるというか。。。

僕は、自分で言うのもなんですけど、結構がチヤホヤされて育ったんですよね。

別に親からチヤホヤされたという意味じゃなくて、高校時代以降、色んな賞や評価を大人の世界から受け続けてきたので、ちょっと自分が天才なんじゃないかと思ってた。。

今思っても酷いですよ。だから、そういう人間がですね。ひとたび社会に出て営業をしてみて、君はいらない。君はいらないって言ってるわけじゃなく、そんな商品買わないって言ってるだけなんですけど。

その断られるダメージは、全部心に刺さっていて、どう聞こえているかと言うと、お前はクズだ、社会のゴミだって聞こえてくるんですよ。それがやっぱり、想像以上にキツかったのを覚えてます。

もう一個きつかったのは、借金

で、もう一個きつかったのは借金です。

僕はお金を借りたことが当然なかったんですが、創業するにあたってお金を借りた方がいいと言われたのでお金を借りました。

一番きつかったのは、お金を借りて、返すあてがないけれども、すいませんともう1回貸してくれませんかと、何回かお願いに上がったんですね。

で、お願いに上がって2回目も貸してくれる。

ありがとうございますと。

もう1回来月行くんですね。

返すあてないんですけど、金貸してほしいって言って借りた時がやっぱりつらかったですね。

ここまでの話ってあちこちに書いてるんで、知っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、究極に辛かったのは実は、この借金とか、いらないって言われるのってあるある辛いじゃないですか。

もう本当に辛かったのは何やっていいかわからなくなった時

あるある辛いとは別に、もう本当に辛かったのは、何やっていいかわからなくなって、1日ぼーっとしてたのが最高に辛かったんです。

当時6畳くらいの1室の会議室を借りて、仕事がないんですよね。

で、営業に行っても断られるからあんまり行きたくないし。

WEBサイトを作るったってスキルがないから作り方わからないし。

とにかく、何やっていいかわからないから1日中ぼーっとしてたんです。

で、1ヶ月が経ってまた借金するっていう、そういう事をずーっとやってたんですね。この何やっていいかわからなくて、努力の仕方がわからない事が何よりもつらかったんです。

就職して、仕事があると、やるべきことが与えられるんですね。

今だったら僕その重要性よくわかるんですけど。
やるべき事が見えてるって事は、猛烈に身体が楽なんですよ。

あのハードワーク、一生懸命頑張るスキルって、教育の賜物というものでも、個人の性質によるものだけでもなくて。

何をやれば楽しいのかとか、何をやればゲームで点数が取れるのかという、ルールとか努力の方法がわかってる人間だけがハードワーク、努力する才能が恵まれるんですよ。

でも、努力の仕方そのもの。。

つまり、ゲームのルールを教えてくれてなければ、僕たちは努力のしようがないんです。

努力の仕方そのものがわからない社会

で、今何起こっているか。今世の中はゲームチェンジが起こってます。(※このコンテンツは、コロナ禍で作成しました。)

だから、努力の仕方そのものがわかんなくなるはずなんです。努力の仕方がわかっていれば、努力をどれぐらいするかという戦いなんですけど、努力の仕方そのものがわからない社会で頑張るっていうのはちょっと難しい作業なんです。

だから、色んな形で心が疲弊するはずです。

僕は当時起業して、ゲームのルールがわからない。どうやって点数取ればいいかわからない状態の時に、どうやってそれを乗り越えたか。

これって、攻略本が読めないっていう状態なんです。

とにかく勉強するということ

だいたい、ゲームって攻略本があって攻略本の通りやれば、それなりに上達していくし、経験値を積んでレベルアップしていくし、うまくなっていくんですよね。

でも、攻略本自体が読めない。

場合によっては何のゲームしてるのかもわからない。シューティングゲームなのか、RPGなのかもわからない。

こういう状態で上達しようがないじゃないですか。

努力の仕方がわかんないんだったら、攻略本を読まなきゃいけない。

でも、それを読むには日本語が読めないといけないです。アラビア語で書いてあったらアラビア語が読めないといけないんです。

で、僕が、創業期を突破したのは、とにかくずっと本を読んでいました。あと、人と会って情報を仕入れてました。で、あるとき、あるレベルを超えた段階。

だからゲームブックを読むための言語の勉強してたみたいな感じです。

それが社会学とか政治とかあの心理学とか脳科学とか、リベラルアーツとかいろんなものが紐付いてくるんですけど。

こういうのをずっとずっと見続けていると、ある段階でルールが読めるようになったんです。

世の中のゲームやルールを読まないことには、社会の役にも立てないし、自分を社会の中で自立させる事もとても難しいです。

だから、とにかく苦しい時に僕やったのは自己への投資。

とにかく本を読む。勉強するってことです。で、そうすると必ずね、見えるようになる。

努力を焦っちゃいけない。

目の前にある事でビジネスしなきゃいけないから、皆お金が必要だから、すぐなんとかしなきゃいけないんだけど。そっちに行かないで、どうやってルールやゲームが、どういうものかどうすれば上達するのかっていう努力ができるようになるための努力を徹底的にすることが、突破口に絶対になると僕は思ってます。

で、その大部分は、スピーチライターゼミでできます。

是非、そういうふうに努力をしてもらって。苦しい時こそ基本に立ち返って、ちゃんとそのルールを見る・世界を見る事をやってみてほしいです。

スピーチライターゼミはそのために全力で応援しておりますので、できるだけ利用してみてください。

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