ヨーロッパ研修記-2

日記(蔭山)

ということで、パリです!

ホテルスタッフと話していたら、今日が革命記念日ということが判明。フランス革命は1787年の今日だったんですね。

さっそく軍事パレードを覗いてきました。お馬さんの大行進、まじでカッコいいです。日本でも自衛隊のパレードやればいいのにって思いましたが、左右両方がうるさくてうんざりするかもしれないですね。。。

そして、ルーブルへ。革命記念日なので無料解放でした。まあ、圧巻です。そして、そして、パリオペラ座ガルニエでバレエ鑑賞。あんまり見ないと思うので内部をアップ。箱が美しすぎる。バレエももちろん素晴らしかったです。こっちの箱はロンドンのときも思ったんですが、小さくて観やすいです。日本の大ホール信仰、なんとかした方がいいんじゃないかと思います。

フランスは、文化を大切にしています。なぜかというと、国民が日常的に楽しむものであると同時に、諸外国に向けて我々はこんな素晴らしい文化を持っているんだぞ、どうだ凄いだろう?と自慢できるからです。そうやって自慢することで、世界中の人が憧れて尊敬します。だから、お国自慢できる文化を持っていることは、単なる個人的な娯楽ではなく国民全体の公益に資するものです。

もし、フランスから歴史的建造物と芸術がなくなったら、誰がフランスを訪れるでしょうか?そして国民は自国のことをどのように他国に誇り、自分たちのことを理解してもらうことができるでしょうか?文化は、国家が生き残るための最重要戦略の一つなんです。

ところが、文化はビジネスとして成立しないのであればなくなってもかまわないという経済合理主義が一部で主張されていて、油断すると日本の文化が少しずつなくなっていきそうな現実があります。なくなること自体は仕方ないこともあるでしょうが、その後ろにある痛みは、その文化の中の職業人の雇用の問題だけでなく、国家レベルの恐ろしい痛みです。先祖代々受け継いできた大事な家宝を質入れするような痛みが走っていることを忘れないでほしいと思います。

そんなことを思いながら、自分ではできることをコツコツやってたりするんですが、はてさてどうなるやらです。

フランスの、「どうだ、俺達すごいだろう」自慢に触れながら、こんなことを考えたのでした!

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