感染という成長への抜け道

コミュ力2.0

多くの人は、今よりも成長したいと思っているはずです。もっと文章力があったらなあ、もっと英語が出来たらなあ、プログラムが書けたらなあ、などです。

しかし、そういう思いとは裏腹になかなかそのように成長することができません。

それは、なぜでしょうか?

キャラクターに感染せよ

成長を考える時、多くの場合スペックで考えてしまいます。今より、少し文章が上手になる、などはまさにスペックです。しかし、私たち人間はスペックで出来ていません。キャラクターでできています。

キャラクターとは、マンガのキャラクターみたいなものを指します。実直で熱血漢で声が大きなタイプ、メガネをかけて分析が得意な優等生タイプ、一見大人しそうで優しそうけれどいざとなったら最後までやり抜くタイプ、などです。

そして、それぞれのキャラクターにはスペックが付属します。熱血漢タイプは、攻撃力が高めの戦士タイプ。優等生タイプは知性が高く、優しそうな彼は魔力が高い、などです。

このように、マンガのキャラクターたちには個性があり、スペックに差があります。現実も同じで、個性があってスペックに差があるのが普通です。

なぜそうなるのかというと、当たり前ですが人それぞれ違うからです。それを一律に同じスペックにはめ込もうとすると、人によっては、その努力量が無限大になってしまいますし、そもそも不可能かもしれません。ですから、キャラクターを無視した成長努力は大変危険です。

そこで、そのようなキャラクターを無視した成長をしないですむための、成長への抜け道が存在します。感染(ミメーシス)です。

感染とは、誰かに憧れること、もしくはハマること、です。

好きな作家さんがいれば、その作家さんの本をすべて買って読んでしまったり、子供であれば仮面ライダーが好きすぎて自分はいつか仮面ライダーになるんだと思ったりすることです。

感染すると、その人のことを隅々まで真似をしたくなります。話し方や言動、雰囲気や、その人のスペックをコピーしようとします。

ミュージシャンやダンサーで英語ができる人が多いのは、英語をなんとなく勉強して受験に勝つためではなく、英語ができた方がマイケル・ジャクソンだからです。

ミメーシスの経路は、私たちを損得感情から開放し、個性を強化する抜け道を提供してくれます。そして、その強度は、なんとなくスペックアップとはまったく次元の違う成長意欲を与えてくれます。マイケル・ジャクソンが異次元だからです。

ついでにいうと、鉄腕アトムやドラえもんは日本に多くの科学者を排出することに貢献しましたし、キャプテン翼は世界中のサッカープレイヤーに貢献しました。

いわゆるロールモデルと同じようなものですが、たんにロールモデルと捉えると、そこには感情がなくなります。強い憧れ、かっこいい、かわいい、美しいといった美的感情こそが、ミメーシスの本体です。そういう感情を頼りに、スペックではない成長を考えてみてはいかがでしょうか?

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