言葉の力 ーハリーポッターが生まれた理由ー

評論

ハリーポッターは、彼女が経験した悪・不正義と徹底的に戦うため

今回は、言葉の力についてお話をしていきたいと思っています。

言葉の力っていうと、スピーチとか小説とか漫画とか、いろんなところで言葉が使われているんですが、いったいどういう力を私たちに与えてくれていたりするのかっていうことについて、ちょっと紹介したいスピーチがあります。

リンクを貼っておきますけど(https://youtu.be/2AXE3thoNj0・https://youtu.be/DdRV9SplwRM・https://youtu.be/CDw4Cj_pY9s)、JK ローリングさんのハーバードでのスピーチです。

JK ローリングはアムネスティインターナショナルというところのアフリカ担当だったんですね。

そこで日々拷問を受けた人たちの話を聞いたり、その対応に追われるという、そういう仕事をしていました。やっぱりですね、青年たちが身体に起こったとんでもない悲惨な出来事を喋ってると、が思い出すだけでゾッとする体験なんで、震えが止まらなくなるとかね、思わず悲鳴が上がっちゃうとか、そういうことがたくさんあって、そういう話をたくさん聞いていく中で、JK ローリングは次第に毎晩悪夢を見るようになってしまったそうです。

そうとうつらい悪夢だと思います。悪夢を見るっていう事は、精神的にはかなり限界に近いところまで彼女は追い込まれてたんじゃないかなと思うんですね。

普通ですね、人間そういう状況に追い込まれたら、取れる作戦って大きく分けて二つあると思うんですね。一つはアムネスティインターナショナルを辞めて、逃げて、一切見ない、一切かかわらない、一切触れないっていう戦い方もあると思います。これはこれで心の問題なので、それはそれでという感じがするのですが、J K ローリングはこの方法を取りませんでした。

無視するっていうのは意外に辛いんですよ。

ふとした時に思い出しちゃって、これでいいのかな、小さい時に見たあの不正義を見逃したことはそれで良かったのかなとか、なかなか辛いと。

JK ローリングは自分の感情を救済するために、こういう行動に出たわけです。

それはつまり徹底的に戦う、悪い奴・不正義に対して徹底的に戦うって方法を彼女は取った。

それが母親が子供達の枕元で語り聞かせるハリーポッターという作品を書くことだったわけです。

彼女自身が非常に深く傷ついた体験をなんとか乗り越えるために、書き始めたハリーポッターが世界的大ヒットに繋がっていったっていうことなんですね。

ハリーポッターというのは愛と勇気と魔法を駆使して悪と戦う小説なわけです。

悪とは何かっていうのは一概に言えないんですが、アムネスティーで見てきたような悲惨なことを含め、様々な反社会的、非社会的(正義とはそもそも何なのかとか、反社会的とはそもそも何なのかっていうのは、議論があるとこなんですが)、そういうものと戦うってことです。

私たちが社会をよくする言葉を生み出すための源泉とは

じゃあどうすれば、つまり言葉の切磋琢磨をするためのスピーチライターサロンとしては、どうすれば私やあなたがそういうすごい作品を書く、もしくは社会的にインパクトのある言葉を残せるのかっていうことが大きな問いになると思うんですね。

それを僕はここで強く言っておきたいのは、幼少期に、多くの場合ですよ、多くの場合、幼少期に感じていたこと、あなたが正しいと思うこと、正義、良いと思うこと、善、こういうことってあると思うんですね。

それって子供の時は純粋に思っていたことが、大人になっていくにつれて様々な言い訳を通して、その純粋さっていうのが覆い隠されていってしまっているかもしれません。

ですが、そこにある声、小さなハリーが正義を成したいと思ったその声こそが、皆さんがハリーポッターを書くための唯一の言葉の源だと僕は信じています。

なので、そういう言葉に、そういう声に耳を傾けてもらえるのが一番いいのかなと思います。

なんで最初にこの言葉の力、J K ローリングを紹介したのかと言いますと、一緒に皆さん自身の内に眠る言葉の力を信じて、成長していきたいからです。

一緒に頑張りながら、自分の中にある小さなハリーを一緒に育てていければと思っています。

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この記事を書いた人
蔭山 洋介

スピーチライターとして、上場企業経営者など多くのリーダー層のスピーチを執筆している。ベビースターが好き。

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