コミュ力ってトレーニングできるの?

スピーチ上達法

コミュ力ってトレーニングできるの?

コミュ力ってトレーニングできるの?、というご質問をよくいただくのですが、そもそも、「コミュ力をトレーニングする」って変じゃないですか?

なぜなら、コミュニケーション力って、人間たるものの必然的な能力で、自然に培われているものだからです。

コミュ力トレーニングの歴史

そもそも、戦前にコミュニケーショントレーニング教室、みたいなものは世の中に一個もなかった訳です。

それが今や、ものすごい数あるわけですね。

これはなぜかと言うと、色々歴史的経緯があるんですが、ちょっと説明してるときりがないので説明しませんが、ごくごくかいつまんで言うと、金の卵として田舎から都会に出てきました。戦後ですね。

その時に基本的なビジネスマナー的なことが身に付いていない人がたくさんいましたので、共通のコミュニケーション力、ビジネスマナーとか話し方とか電話応対とか、共通のフォーマットがなかったので、それを共通のフォーマットとして広げる、というのがそもそものコミュニケーション力トレーニングの走りなんです。

ところが、現代は、そういうのとは違って、パブリックスピーキングのような非常に大きなリターンを得ることができる話し方のトレーニングであったり、あとはナンパ、ストリートナンパ。これも、立派なコミュニケーショントレーニングです。

あとは、飛び込み営業のトレーニングも、全部コミュ力というものです。

こういうものって、トレーニングできるですかと言われると、まあそりゃできるよねっていう話ではあるんです。それぞれのスキルは。

でも、ちょっと立ち止って考えてみたいのは、そもそものコミュニケーション、そのパブリックスピーキングとか飛び込み営業とかナンパとかということではなく、その土台にある、「コミュニケーションそのものを上手に取る」基礎的なコミュ力、前回キャッチボールだ、みたいな話をしましたが、キャッチボールを楽しんでいくための、基礎的なコミュ力みたいなものってトレーニングできるでしょうか?

つまらない・面白くない・退屈なヤツが、ある日突然、訓練によって面白くなるのか。

かなり難しいイメージがありますよね。

そうなんです。今、世の中で求められているコミュ力っていうのは、表面的なそういうコミュ力ではなく、むしろそういう深層にある、話してるだけで「こいつ面白いな」とか「こいつ出来るな」とかを直感させるものをいかにトレーニングするかが、今、まさに求められてるコミュ力の正体です。

これはノウハウ化が凄くしにくいです。

じゃあ、本当に訓練できるの?訓練できるとしたらどうやって?って思いますよね。

ちょっと思い浮かべて欲しいですけど、たまらなく退屈なあいつがいるでしょ?
そのあいつがどうすれば面白いやつに変身するのか?

何か自分の殻を破る経験?バンジージャンプ?

ちなみにコミュ力のない人は、傾向から確かにバンジージャンプみたいなことをしたがらないかもしれない。
何でかって言うと、コミュニケーションていうのは、自分の殻を破って相手のために尽くすみたいなところがあるので、殻に閉じこもりがちな人というのは、そもそも向かないので、殻から飛び出すためのトレーニングとして、バンジージャンプは素晴らしいとは思います。

コミュ力UPの秘訣は、人生をかけて遊ぶこと

細かなテクニックを全部網羅的にやってもいいのですが、コミュニケーショントレーニングをする為の、一個の大きな方向性だけ言うとこれは、コミュニケーションということに限らずっていう意味なんですが、「思いっきり遊ぶこと」なんですね。しかもできれば、人生をかけて遊びたい。

人生をかけて遊ぶっていうのは、例えば、一生懸命を絵を描くことかもしれないし、一生懸命スポーツに打ち込むことかもしれません。

負けたら超悔しいとか、本当にうまく描きたいとか、何か深いコミットメントのある遊びを趣味でやってる程度でもいいんだけど、趣味を一歩踏み込んでムキになるぐらい、一生懸命何かに向き合っているその感覚が、コミュ力を磨いていく土台になります。

ですので、やりたいことがわからないっていう、話が色々あると思うんですが、こういう状態というのは、実はコミュ力トレーニング的にはその一番深いところでちょっと不利ですので、やりたいことを一生懸命やることが、コミュニケーション力を磨く土台になってるという話でした!

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