スピーチで盛り上がる話題選び

スピーチ原稿

こちらが一所懸命話しているのに、下を向く人が増えていくのはなぜだ?

あれ、スマホいじりだした?ツムツムしてる?

「ご清聴ありがとうございました。」

礼をして顔を上げると、拍手をしている人の目が死んでいる。おかしい。こんなにためになる話なのに。この前はめちゃくちゃウケたのに。。。。。

  

いくら自分が素晴らしいことを話しているつもりでも、いくら過去同じ内容で人の心を打つパブリックスピーキングができていたとしても、このようなことが起きます。

なぜか?

あなたの話が聴き手にハマってないからです。

あなたが何を話すかはとても重要なことですが、聴き手が何を聞きたいのかも同じくらい重要です。

さて今回は、どんな聴き手にもあなたの話を響かせる「聴き手ファースト」のパブリックスピーキングを実現できちゃう方法を紹介します。

聴き手ファーストは無理ゲー?

スマートスピーカーのアレクサに、「アメリカンジョーク話して」と言った際にこんなことを話してくれました。

   

ある2つのスマートスピーカーが、どちらが優秀かどうか競い合っていました。

「そんなに君が優秀というなら、主人の奥さんが次に欲しい誕生日プレゼントは何かわかるかい?」

「ふん、当たり前じゃないか。そんなの簡単にわかるよ!僕は優秀だからね。」

「君はまだまだだね。女性が本当に欲しいプレゼントなんてわかるわけないだろ。そのことがわかってる僕の方が優秀だ。

  

...笑
...何でしょうか、このじわじわくる、核心を突かれた感じ。

女心は秋の空という言葉もあるように、妻の気持ちなどわからないのです。

アレクサ、君は本当に優秀だね。で、次の妻の誕生日、何かリコメンドくれるかな。。。。

君は無知の知まで知っているんだね

相手の気持ちって、どれだけ頑張っても「わかったつもり」までしかいけないんですよね。

それは仕方のないことです。100%理解するなんてことはあり得ません。

パブリックスピーキングでもそうで、聴き手の気持ちって意外とわからないものです。

いくら自分が自信満々で「ほらほら~いい話してるだろ~」って思って話していても、聴き手に届いてないということは往々にしてあります。

ですが、だからといって諦めないでください。

聴き手が自分に対して何を期待しているのかを理解し、その期待に応えるように「何を話すか」を選択するのは実はそんなに難しいことではありません。

たった2つ質問で聴き手ファースト実現

聞き手ファーストを実現する方法は、2つの質問に答えるだけです。

なんと、2つだけです。

この2つの質問に順番に答えるだけで、「何を話すか」ということが自然に決まります。

それでは早速参りましょう。

 

1つ目の質問は、「Who are you ?」聴き手は誰か、です。

これは、聴き手の興味関心を汲み取ろうという、当たり前といえば、当たり前のことです。しかし、これが一筋縄ではいきません。

例えば、私は今タイ・バンコクに住んでいますが、タイへ観光に来たい人たちの中には、ゴーゴー!したい人がいます。ゴーゴー!が何かわからない健全な方向けには、立派なお寺とか、歴史ある川とか、見どころがたくさんありますが、ゴーゴー!したい人に川の素晴らしさを伝えるのは、なかなか困難です。聞きたいことを話す、これはとても奥深いテーマです。

ワットアルンに興味あるん?

2つ目の質問は “Who am I ?” 話し手は誰か、です。

「自分の歴史」や「自分が所属するグループの歴史」を参照して決めます。これは1つ目の質問の回答によって、どの立場で何を話すかが変わってきます。

例えば私であれば、さっきもいいましたがバンコクに住んでいます。決して、中国や東欧に住んでいるわけではありません。各地のゴーゴー!の様子について詳しくないのです。

ですから、私から各地のゴーゴー!の話をすべきではないのです。聴き手が求めているのはバンコクのゴーゴー!の話であり、各地のゴーゴー!の話ではありません。

あくまで例えです。た、と、え、ば、ですよ。

この手順だけです。簡単ですよね?

力の限りゴーゴゴー!

まとめ

ということで、スピーチで盛り上がる話題を選ぶのは、そんなに難しくないんです。

Who are you? Who am I ?

この2つの質問に答えるだけです。聴き手の期待に応えるように話題を選びましょう。

 

私はバンコクに詳しいアキバです、皆さんの望むバンコクをご案内しますよ。

コメント

  1. とても参考になりました。様々な場面でスピーチを聞く機会がありますが、自分も目が死んだ状態で拍手を送っていた事が多かったような気がします。今後自分が話し手の際はこの2つの質問から話す内容を決めるよう心がけていきます。また、聞き手の際にはスピーチされる方がこれを意識して話をされているか観察するのも面白そうですね!
    ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました