メディアトレーニングとプロのコミュニケーション

伝わる話し方

メディアトレーニングされていない社長の会見は超下手

実は先ほど、メディアトレーニングをやってきました。

大手有名アパレル系会社の社長が新しく就任することになりまして、急遽、メディア対応のトレーニングをさせていただきました。

まず、これだけでも興味深いと思うんですけど、社長って、社長になった瞬間からコミュニケーションができるわけじゃ、当たり前だけどないんです。

みんなコミュニケーションとか取材対応とか超下手くそで、実際さっきやってみたらボロボロで、言っちゃいけない事いっぱい喋るし、言ってもいいんだけど、ほとんど記者にとって価値のない情報しか提供できないみたいなことになっちゃうんです。

だから今回は、一生懸命トレーニングしてきたので、その話をしたいです。

メディアからの質問にただ答えるだけなのは素人

やってみて改めて思ったことがあって、それは普通の人のコミュニケーションと、経営者とかコミュニケーションそのものを専門にしている人のコミュニケーションってのは、全く違うということです。

全く違うところのポイントは、メディアトレーニングにおいては、メディアトレーニングって何かっていうと、僕が記者役になって、相手に質問をして情報を聞いていくっていう作業なんです。

そうするとトレーニングされてない人(普通の人)は聞かれた質問に一生懸命答えちゃうってのが普通の人の反応なんですよ。これ実は絶対やっちゃいけない。

例えば、「おたくの会社はアパレル会社ですか?」「イエス」みたいな回答って本当に全くダメ。聞かれたことに「イエス」、「ノー」で答えてるだけじゃ話にならないんですよ。

取材では事業活動に合わせた戦略を伝えることが大切

どうしてかというと、ブランド戦略が後ろにあるはずなんですね。

ブランド戦略とかコミュニケーション戦略とかって呼ばれるものが普通あって、今会社としてこういう風に見せていきたいとか、個人としてこのように社会的に映りたいっていう意図が、普通の場合はあります。事業活動している場合はね。

そうするとその事業活動に合わせて、例えばプレミアム戦略というものをもし取っていたとするのであれば、「アパレル会社ですか?」って聞かれた時に、「いいえ」と。

「私どもはアパレル会社ではありますが、プレミアムな体験を販売してる会社なんです」というように、伝えたいことを伝えていくことが重要です。

まずはキーメッセージを作ることから

この伝えたいことのことをメディアトレーニングでは、「キーメッセージ」と言います。

このキーメッセージがないと、本当に聞かれたことにただ答える、どうしようもないものに成り下がります。

そうじゃなくて、経営者や取材を受ける側というのは、メディアをコントロールして、自分が書いて欲しいことを書いてもらうことが仕事なので、聞かれたことを漠然と答えていると、無限に回答があるんです。

例えば、「ビジネスの成功の秘訣は何ですか?」みたいなことを聞かれるわけですよ。

この時に戦略がなければ、「早寝早起きが重要ですかね」みたいなよくわかんない回答になってしまう。

そうじゃなくて今は、プレミアムブランドに力を入れているのであるとすれば、「プレミアムであることが重要ですね」と自分のビジネスと結びつける形で回答をして、自分に加点を入れていくというか、自分の会社の戦略が素晴らしいという印象を読者に与えていく。

そうすることで、結果的に自分の事業戦略とコミュニケーション戦略が合致して、高い相乗効果を生むことができるんですね。

メディアトレーニングの本質は、取材相手をコントロールすること

つまりメディアトレーニングの本質は、言われたことに反応するのではなくて、戦略的に相手をコントロールして、あたかも相手が思いついたかのように記事を書かせるっていうのができれば本当に素晴らしいことになります。

コミュニケーションって楽しくやる事っていう言葉の意味合いが強いんですけど、本質的には、素人とアマチュアの差は相手のコントロールとか、その先に付加価値を作り出すところにあるのかなと思います。

今日はプロのコミュニケーションっていう切り口からメディアトレーニングについてお話をさせていただきました。

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この記事を書いた人
蔭山 洋介

スピーチライターとして、上場企業経営者など多くのリーダー層のスピーチを執筆している。ベビースターが好き。

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