この記事を書いたきっかけ
私の周りの友達は、結構な数、やりたいことが何もなく、でも今の状況に満足しているわけでもなく、だからと言って目指す何かも憧れる姿もなく、ただただ「なんかうまくいかない私」を嘆いてダラダラ毎日過ごしています。
ある子はホストのために生き、ある子はジャニーズのために生き、ジャニーズにたくさん投資をして「私はもういいの」と20代前半なのに、まだまだこれからなのに、頑張るステージから降りている。
しかも、家族のためとか恋人のためとか、社会のため・・・おっと、これはできない人が多いのはわかっているけど、そういう風に、自分以外の誰かのために頑張ることもなく、ただただジャニーズ見て耽って、もしくはBTSとか見て、「彼らはいいな。今日も元気だな。彼ら元気だから、私の精神、もうしばらく大丈夫だな。」と、スマホ見て呟く。
とある子は、「ステイホームのとき何してた?」と聞いても、「半年間何もしてなかった」と言うし(しかもこれ多数)、「今やりたいこととかって、あるの?」と聞いても、上の空みたいな顔するし、「やりたいこと・・・。うーん。」と小声で呟いて顔をしかめる。
みんなだんまりで、「どこかの誰かのよくわからん噂話」とか「途方もない愚痴」を聞かされるから、私のハマってることとかを話してみたら、「好きそうだね。」と薄く笑われる。
ねえ、みんな、死んだの!?息してる!?
もうね、最近会う人会う人不健康。息してない。魂を感じない。感情の温かみを感じない。人間を感じない。
首輪してる犬の方が、「エサ!かまって!」って意志感じる。
やりたいこと、みんなないですか。大丈夫ですか。元気ですか。
やりたいことがないのは、我慢してるわけでも一生懸命生きてないからでもない
Googleで、試しに「やりたいことない」と検索してみました。
そしたら、「何かを我慢している」「やりたいことないのは普通」「転職の広告」「目の前のことを一生懸命やれ」・・・
結局ネットでは、こういった悩みって、検索するだけ無駄というか、解決しないというか。
だって私、HSP絶頂期の時、全く我慢せずに、無茶たくさんして、1人で何でもして、どうにでもなれ!みたいな気分で毎日破天荒で過ごしていましたもん。
毎日たくさん働いて、皆の役に立って、全国世界どこでも行って、散々酷い目に遭って、目腫らしながら、「やりたいこと、ない〜〜」って毎日思ってました。
時間の限り人に会って、人の話を聞いて、真似できるものは真似して、どこでも行って、夜行バスを乗り継いで、かと思えばスマホでネットサーフィンして朝を迎える日だって少なくない。
もう毎日、「やりたいこと見つかれ!」「天職みつかれ!」「こういう邪念、全部忘れちゃうくらい夢中になれること、どこかに転がっていてくれ!」と祈ってました。
だから、Googleにのってることは全部やって、でもやりたいことはなくて。
私がやりたいことを見つけた時の話
マーケティングとWeb制作をかれこれ2年前から始めました。
会社ではなくほぼ個人で始めたので、全然わからないからネットで1から調べて、調べた先のサイトでもわからない用語がたくさん出てくるから更に調べる。記事が古いので、最新の記事を探すこと、30分。
意味わからないから、印刷してマーカー引いて読む。
それでもわからなくて、お金払って、エンジニアに問い合わせる。聞いて、解決したかと思えば、次の一歩でまたつまずく。
アプリをインストールしたら大体バグるし、インストールできないことばかりだし、文字化けするし、サイトは開かないし、せっかく作った何かも壊れるし。
問合せ窓口の電話は1時間経っても繋がらないのはザラ。繋がっても自動音声でたらい回しにされて、言われた通りに数字押したら「この窓口ではありません。」と弾かれる。
別のアプリは、発売会社がインドで、直訳したみたいなカタコト日本語でメールが返ってくる。且つ、返信来たとしても、発売会社も「わからない」と返ってくるのはザラ。
いつになったら、私のwebサイトは完成するんだ・・・このツールは使いこなせるようになるんだ・・・と思いながら、格闘すること数日間。
一生終わらぬ旅に出てしまったかもしれない・・・と不安がってきた頃、完成像がやっと見えてくる。
英語のツールもたくさん使うし、web制作とかアプリとか、そういうツールは日に日にアプデが続いて情報が更新されるので、仕事を始めた頃は、こんな感じで毎日過ごしていました。
すごい泣いたし夜とかすごいクヨクヨしてたし、ハラハラが止まらないし、心臓いくつあっても追いつかない緊張感で、とても幸せとは程遠い感じでした。
でも、こういう日々を経て、今はすごい耐性がついて、英語来てもエラー来ても、「あーはいはいこれね。」と平常心でいられるし、何よりめっちゃ楽しくなりました。
成果も出るし、成果でると社会に貢献している感じするし、仕事で社会と関われている感じもするし、困っている人を助けてあげたりとか、売上上がったりとか、お客さん増えて盛り上がったりとか、社会を良くしている実感がある。
マーケもwebも、好きじゃなかったし、始めた頃も、苦労してたあの頃も、なんかずっと好きじゃなかったけど、でも今は、結構好きです。
好きなこととか、やりたいことって、小学校の子供の頃の「サッカー選手になりたい!」「ケーキ屋さんになりたい!」みたいなボヤッとしていて無我夢中で突き進んでいく感じというよりは、実態は、何かキッカケがあって、淡々と積み上げていって、諦めず粘っこく積み上げて、向いてないかなとか時々思うけど、でも、そんなこと関係なく、時間の限り手を動かし、足を動かし、頭を動かして前進むんです。
私、テレビの録画できないくらい、エクセルも全くできないくらい、には機械音痴だったんですけど、ここまできて、ようやく生きていけるようになりました。
そうやって、ガチャガチャ泥臭くやると、一見効率悪いように見えますが、求めていた情報以外の周辺情報も同時に身につくし、リサーチスキルもつくし、専門用語と何言ってるかが雰囲気で分かるし、誰かに教えてもらうより効率良かったりします。
やりたいことがないのは、何もやっていないから
やりたいことがなくて、焦っていた時代。その頃私は、やりたいことは、分野で探していました。
例えば、教育、地域復興、介護、イベント、貧困、震災復興、環境問題、ラジオ。
私NPO系が多いので、こんな感じの分野が多かったんですけど、こうやって分野をかじっては、「なんかハマれない」って思っていて。でもそれは、どこかに所属して、学生のできる範囲での下働きとか現場やってただけなんです。
分野で探すんじゃなくて、自分のスキルアップのために、絵を描くでも音楽するでも、Adobeツールで何かやるでもして、裁縫とか料理とかできるようになるとか、株やってみるとか?
もっと自分の身を刻むようなスキルアップをしてみて、すぐやめるんじゃなくて時間かけて自分で何か積み上げないと、やりたいことは手に届かない。
そんな目に見えるところに転がってないと思う。
アニメ好きだけど、アニメ書くのって、ゾッとするほど大変でしょう。何コマも書いて、コンマ何秒しか見られない。その他映像だって、大変です。有名映画もドラマも無理くりやってます。
何するにしても、苦味を噛み締めないと、何にもならないし、何にもならない限り、極論やりたいことなんて、あったとしても、形ないふわっとした何かです。
ドタバタやって、苦しい思いしながら、でも専門のスキルがついて、何年か積み上げて、そうしたらかなり見える世界は変わってくると思います。
HSPとつながるLINE、やっています。
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