よく、スッキリするから悩んでいるときは自分の感情を紙に書き出したらいいよって聞きませんか?
それを信じて真面目にやったのですが、世間的に言われているほどの効果はなかったなという話です。
日記や蜘蛛の巣チャートをやってループにハマっていた
中高時代は、毎日日記をつけていました。内容は主に恋愛・家族・友達に関する感情の吐口と、あとは勉強した時間を塗りつぶす、みたいなのもマメにつけていました。(これは塾と学校の提出用)
夜眠れない時とか、自分の感じている感情を箇条書きにしたり、蜘蛛の巣チャートにして書き出したりしていました。
なんでかというと、その当時は学校の授業で、蜘蛛の巣チャートを使って自己分析したり、進路の方向性を決める時間があったり、何かと蜘蛛の巣チャートを使うことが多くて、「学校で教えてくれているツールだからきっと効果があるに違いない」と信じて、病んでいる時は図にしていました。
面倒な時は箇条書きにしたり、スマホを持ち始めたらアプリに記録したりなど、自分の感情を整理するために、気持ちを書き出すことはよくやっていました。
不安で眠れない夜に、机に向かってカリカリ書き出していました。
でも、それをしたところで、「よし、解決した。寝よう。」とはならなかったです。書くとどんどん気持ちが展開していくし、なんならループみたいになって、解決の糸口からは遠ざかっていた気さえします。
どんどん悲しくなるし、どんどん不安になるし、気持ち書き出してるのに、感情洪水になっていく時もあるし、そこまで悪化はしなくても、大体は、考え疲れて寝るパターンが多かったです。
つまり、気持ちを書き出したり自分で分析したところで、スッキリしたり何かことが前に進んだり、自分の感情が整ったり、ということはなかったです。
一時的に、気づかなかった感情に気づくことはできましたが、今思うと、解決しようとしている割にはあまりにも遠回りしているなと思います。
感情を書き出すんじゃなくて自分の感情の真髄と向き合う
本当に重要なのは、自分のありのままの感情を気持ちよく書き出すことじゃなくて、その感情の原因を正確に把握したり、その根幹にメスを入れていくことで、自分の感情の湧き所を見つめることです。
自分の感情とか性質の1番嫌な部分、見て見ぬフリしたい部分に切り込んでいく作業は、到底簡単な作業ではなくて、すごく辛いし苦しいです。でも、自分の短所を克服する、大人になるって要はそういうことな気がします。
気持ちの整理のために紙に書き出すことは、上記に比べてとっても安易な行為だし、精神的にもとっても楽。そんなとっても楽なことで、HSPの克服ができていたら、こんなに皆悩んでいません。
私の場合は、一番向き合いたくないのは、家庭環境でした。家庭環境関係なく生きていきたかったし、そんなこと気にしたくもなかった。気にするだけで、ハラハラして夜も眠れなくなるというか。
自分が危惧している部分、自分の感情や行動にストッパーがかかっている原因、背景を一つ一つ思い出しながら、一つ一つ取り除いていきました。
後天的なHSPの方は、キッカケになる経験がきっとあるはずだから、そのキッカケを自分で対話して、その後信頼できる人と相談するなりして、絡まった糸をほどいていくのがいいと思います。
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