迷惑メールがきて脅された話
こんにちは。最近、迷惑メールが来ました。
こんな感じのやつでした。
私はあなたが自慰行為をしている動画と、自慰行為で使用した動画を持っています。これらの動画を世界中にばら撒きます。ばらまいてほしくなければ、ただちにビットコインいくらか払いなさい。これは取引です。（メール件名：ビジネス提案）
しかも、アドレスも送信元も私自身で、ホント気味の悪いことを考える人がいるんだなあと思いました。
「迷惑メール 脅迫」と打つと、私の手元に届いた類のメールがたくさんでてきます。パスワード付き脅迫メールとか、いろんな種類の脅迫メールがあります。
もちろんただの詐欺メールなので、かまってはいけないし、添付されているファイルを開いたりURLをクリックしたり、ましてやビットコインを送るなんてことをしてはいけないのは当然です。
今回はそうではなくて、こういう脅しメールが届いて、そういえば、かつては怖かったなあ、いちいち色んなことにビクビク震えてたなあ、というのを思い出したので、その話を書きます。
いつもブルブル震えてたかつての私
当時は、迷惑メールだけでなく、ちょっとした脅しにとてもビクビクしていました。
例えば、受験での定番文句。「ここ落ちたら、人生うまくいかないよ」的な言葉。
こういうの言われたことある人と、ない人がいるのかな？
私は、スパルタ受験ロード突っ走ってきたので、日常的に言われてました。
「定期テストの順位下がった、人生終わる。」「模試の判定悪くなった、人生終わる。」
本気でそう思ってました。
中卒でも高卒でもうまくいってる人たくさんいるのに、それは頭では重々わかっていても、「私の場合は、学歴ナシで戦えるタイプの人じゃないから」ってすぐ取り消していました。
その頃は、自分の知らない現象や知らない今後の人生、自分が知らない社会の仕組みに対して、いちいち怯えていました。
意外と、こわいものなんてないよ。
話は戻って、迷惑メールが届いて、今思うことを話します。
まず、私はいわゆるAVというものに全く興味がなく、作品だなあ、演者だなあ、と思ってしまうタイプなので、そもそも論として、上記の脅し文句は私にとっては効かないわけです。
ですが、500歩譲って私がAVを見て自慰行為をする人間だとして、自分の部屋に知らない間に監視カメラがあって、その動画を誰かよくわからない人が所持していて、それを世界中にばらまくぞ、お前の人生おわりだぞ、と脅されたとします。
仮にそういう状況だとしても、特に恐ろしくともなんともないです。なぜなら、我々は人間であり、性欲というものがあり、それは至って健康な状態であって、人を殺しているわけでもなく、罪を犯しているわけでもなく、人間として倫理的におかしいことをしているわけでもありません。
何も悪いことはしてないし、恥ずかしいかもしれないけど、別にその動画世界にばら撒かれたって、仕事だってあると思うし、それで失う仕事って逆に何だって感じだし、その動画がキッカケで誰か大切な人に縁切られたとしても、いやこっちは道徳的に反すること何もしてないし。
失うものなんてないんですよ。
ありえないけど、それで仮にネットで炎上して、アンチがたくさんきたとして、だとしても、炎上は止むし、アンチだって放っておけばいいし、何も問題はないはずです。
ポイントは、具体性
漠然とした何か恐怖に怯えていた私が、漠然とした脅しに怖がらなくなったのは、具体的に考えて具体的にその状況を想像できるようになったことが一つ理由として考えられると思います。
自分以外の人間がどのように動くか、どういう感情を持つか、それは社会的にどういう意味があるか、等々事象が具体的に想像できるようになったからだと思います。
今回の脅迫メールに関しては、具体的に想像できて、しかも犯人のやり口も犯人がどういう手順でしたのかも全て筒抜けなので、種明かしされている手品が作業に見えるのと同じように、面白いとか怖いとか感情が何も湧かなくなるんです。
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