オトナ女子じゃなくて、逞しく生きよう

HSP気弱さん克服

ちやほやされたい人たち

女性誌とか女性向けメディアとか、テレビ番組の特集名とかで、定期的に「オトナ女子」という言葉を目にします。

おそらく「オトナ女子」が指す意味は、田中みな実とか佐藤栞里とか、その他かわいらしい女性タレントとかモデルみたいな、かわいいあざとい、大人な女性という意味だと思います。

試しに、「オトナ女子」とWEARで調べてみると、こんな感じのゆるっとふわっとしたかわいらしい女性が出てきます。

youtubeで検索すると、こんなメイクがたくさん出てきます。

私はこの言葉にとても違和感を抱いています。

大人・・・なのに女性ではなく・・・女子・・・という違和感です。

今は、米倉涼子とか篠原涼子とか、木村佳乃とか、誰でも良いんですけど、とにかく自立している(自立してそうな振る舞いをしている)女性を目指すというよりかは、もっと皆甘えたいし可愛がられたいし、何なら働きたくないし、アラサー・アラフォーと言われても、いつまでもちやほやされたい人が・・・爆増していますよね。

まあ、バ美肉おじさん(※下記注釈有)も増えているので、男も女もオジサンもオバサンも皆、可愛がられたいんですよね。

※「バ美肉」とは、「バーチャル美少女受肉」の略で、主にVtuberとして活躍している人のことです。ネカマ(ネットオカマ)で、リアルな世界では、サラリーマンとか普通のおじさんで、ネットの世界でアイドルのような活動をしている人のことを指します。

本当にオトナ女子を目指していいの?

私は、この可愛がられたい・頑張りたくない社会に、とても危機感を感じています。

頑張らなくていいし、頑張る理由もないし、頑張ってなくてもまあまあそれなりにイケてるし。

もっと言えば、私はなんか特別だから、恵まれてるから、普通のままでいたいから、自分の手足を動かして泥臭い努力なんてしなくていいし、する必要もないし。
別にそこそこ幸せならそれでいいし、子供の頃想像した大人ではなかったけど、今それなりに楽しいし、不自由ないし、別に大きい夢も目標もお金をたくさん稼ぎたい動機もないし。

そんな考え方の子がグッと周りに増えたと思うんです。

※誤解してほしくないのですが、「オトナ女子」が意味する、おしゃれしたい、メイクをきちんとして体型・スタイルその他身の回りに関することに気を遣いたいということは否定していません。「オトナ女子」という矛盾した言葉に含まれている「精神的に甘えたい」思考について言及しています。

「オトナ女子」でいたい方にみてほしいアニメ「じゃりン子チエ」

じゃりン子チエのチエちゃんは、小学生の低学年か中学年の女の子。

賭け事してヤクザとつるむ、金を盗み、ズルを繰り返し、暴力を振るうダメな父テツと、二人暮らし。

チエちゃんは、1人でホルモン焼きを切り盛りしているから、宿題をやる暇もなく、毎日ヘトヘトになるまで働いて、バカにしてくる同級生には「うるさい、仕事のジャマや」「本当のお金持ちっていうのは、服見せびらかしたりせえへん」と口達者に追い返す。

他にも、「大体自分のことぐちゃぐちゃオーバーに言うやつほど大したことないねん」とか、「お父さんと思うてるからテツ呼んどんねん。周りの人はクズテツ言うとる。」とか、数々の名言が出てきます。

こんな子がいたと思うと、絶対応援するし、こんなに人間が絆深く、互いを許し、強くいられる時代があったことに心打たれます。

この作品が生まれた1980年以前の日本では、本当にこういう家庭が存在したと思います。

皆さんはどういう感想を抱いたかわかりませんが、私はこれを見て、今流行の「オトナ女子」という言葉を比較した時に、恥ずかしいなと思います。

この時代も、街中が仲良すぎて、すぐ噂になるし、全体的に過干渉だし、多分今よりキツイものもたくさんあると思うんです。

でも今みたいに、「皆がぬるい感じだから、まだ大丈夫」「そこそこ幸せだからまだ大丈夫」「めっちゃ頑張るとかどこかダサいし、可愛がられてたいし大丈夫」って考えが全くないし、また今たくさん叫ばれている「自立した女性になろう!」って言葉さえもバカらしくて浮いちゃうくらい、人間こんなにたくましい時代があったんだなと思います。

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