人生初めて意志を持って嫌われた瞬間

HSP気弱さん克服

HSP克服したと思う瞬間、を一つずつ記事にしていこうと思います。

どれもHSP克服を目的に行った行動ではないけど、結果的に私の性質を大きく変えた出来事ばかりです。今回は、「人生初めて意志を持って人から嫌われた瞬間」です。

それまでの人から嫌われた記憶

私は、思いっきり友達と喧嘩したこともないし、誰かと争ったことはありません。

小学生の時に、悪く言ってくる友人はいました。その子は色んな子の悪口をケラケラ笑いながら平気で言う、いじめっ子気質というか、人の痛みがわかりにくい鈍感な子でした。

私以外でも色んな子の容姿や性格、小さな失敗を嘲笑うような子だったので、不快な思いはあったものの、明らかにその子自身の性格の問題だと思ったので、さほど気にはしていませんでした。

その後も、小中高大と、他人には優しく接していたし、特に敵視されるような言動もしてこなかったので、表向きには皆と仲良くしていました。

当時の家庭環境

学校でも習い事でも、特に人から嫌われることなく「THE いい子」だった私ですが、家庭では、嫌われていました。少なくとも私自身は、嫌われていると思っていました。

ネグレクトでした。否定されつづけ、怒られ続ける日々で、何をやっても怒られてばかりで、褒められませんでした。

成績が良くても、試合で勝っても、塾のクラスが上がっても、何しても褒められることはなく、弟と共に嘲笑われたり、馬鹿にされたり。

中学生の頃、彼氏と一緒に帰っていたら「恥ずかしいからそんなことするな」と言われて、遠道をして帰ったこと。

政治経済の話を「わからない」と言うと、「そんなこともわからないの」とため息ついて馬鹿にされたこと。

テスト等で結果を出しても評価されず、月謝分の成果出せと言われること。

化粧や服、持ち物、その他容姿、臭いを悪く言われること。

「家事やれ」と言われてやって、やり方が違ったり失敗すると怒られたこと。

家事をやらないと怒られたこと。

怒られている最中に、友達との約束、塾の時間、その他諸々に遅れそうになってもその場から離れてはいけないこと。

結構固めのレールを敷かれていました。

人生で初めて人から意志を持って嫌われた瞬間

大学卒業時、当時の恋愛を反対されたことがありました。

帰りの電車で親から電話が来て、降りて出ると、「お前は犬猫以下だ」「汚らわしい」「犯罪者だ」・・・など数々の罵声。

家族は、当時の私の恋愛に反対していました。

原因は、友達の家と嘘をついて宿泊をしていたのですが、彼氏の家での宿泊が許せなかったみたいです。

電話越しに怒鳴られ、慌てて私は彼氏に電話、その後、実家を飛び出すことになります。

これが、私は生まれて初めて家族から、意志を持って嫌われた瞬間です。

「私の行動は間違っていない」「私と家族は考えが違う」「変な恋愛はしていない」など、生まれて初めて主張し、怒鳴り返され理不尽に叩きのめされるのですが、それでもずっと、20年以上避けてきた「嫌われる」ことを覚悟して行動しました。

適度な家族との距離感の重要性

何が言いたいかというと、私は完全に家族の傘下にありました。

指示に背くこともありませんでした。でも、それだと膿が溜まって、溜まり続けて、家族が敷いたレールから外れた人生を歩もうと思った瞬間、とんでもない爆破が起こります。

今は、子供の反抗期の重要性を深く実感しています。

反抗期で、子と絶縁する親はなかなかいないでしょう。小学生が親に反抗して、家から一時的に追い出されることはあっても、「もう二度と帰ってくるな」と戸籍から外す人はなかなかいないと思います。

子供でいられる間に、親との意志の違いを、存在の違いをお互いに理解するのはすごく重要なことだと思います。

いまだに私の周りには、親が言うからコロナで3月から家から一歩も外に出ていない子や、実家暮らしで社会人経験・バイト経験がない子、夜の外出を禁止されている子、など様々な子がいます。

今年、25歳にもなるのに、小学生と扱いが変わっていません。

こういう母子一体化は、どんどん年齢を重ねると深刻になるし、取り返しがつかなくなります。

子供もいつか、大人になります。

大人になってもなお、「親に怒られるかもしれない」と思って行動を制限する人がいます。

一大人が、もう自分の頭で良し悪しを考えられる大人が、「親が・・・」と理由に挙がってくるのは、どう考えてもマズイ現象です。

意志を持って、人から嫌われるなどして、自分を存在させましょう。地に足をつけましょう。

私は人から嫌われないように過ごしてきましたが、当時薄々ニガテだなと思う人とは、自然と縁が切れました。嫌われないよう努力しても、その場限りの結果にすぎないのです。

自分と意見が合わない人とは、好かれようと努力してもいつかはお互い距離を置いてます。

いろんな人がいる社会で、当然考えの合わない人は、身近にも遠くにもいるわけで、もっとガチャガチャ喧嘩しましょう。

私は出ざるを得なくなって、力づくで実家を出ましたが、本当はもっと子供の頃から、「この子はどうしようもない、私の言ったことなど何も聞かない」と言われながら、呆れられながら、スマートに実家を出たかったです。

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コメント

  1. […] に嫌われたくなさすぎて、でも生きているとライフステージの変化はあって。その摩擦で、私はすごく苦労しました。(関連記事:【HSP克服法001】人生初めて意志を持って嫌われた瞬間) […]

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